東海道新幹線で、とても嫌な事件が起きてしまいました。
切りかかられた女性を助けようとした30代の男性が、命を落としてしまいました。。。
目の前で襲われている女性を見て、咄嗟に出た行動だったのでしょう。
中々出来ることではありません。
そんな勇気と正義感のある若い命が失われてしまったのは、広い意味では国にとっての損失ではないだろうかとやるせない気持ちです。
人生返してやって欲しいです。。。
正義が報われない世の中はまた加速してしまうのでしょうか。。。
こんなんじゃ、勇気を出してくれる人はどんどん減りそうです。
周りに何人いても加勢してくれない可能性の方が高い訳だし。
ナタを振り回してる男を目の前に、誰もが体が動く訳ではないと思いますが、1人飛びかかったらまた1人、さらに1人。
そして皆で取り押さえた。
そんなのはドラマの中だけの話なのかな。。。
困っている人がいたら手を差し伸べよう。
ではなく、
不用意に手を出すと危険だから警察に通報しましょう。
今はそう言われる世の中です。
妥当だと思う反面、それはある意味傍観という事だろうし、万が一自分が被害にあった場合でも助けては貰えないという意味でもあるのか。。。と、虚しい気持ちになります。
勿論我が身は自分で守るのは基本だと思いますが、予期せぬピンチに直面する事もある訳で。
本当なら英雄になっていないとおかしいのに、一瞬で被害者になってしまうなんて。
あまりに理不尽過ぎます。
英雄になろうと思って行動する人はいないでしょう。
勇気ある人は、そんなの考える前に反射的に体が反応するのでしょうから。
でもやはり賞賛に値する行動が、皆から尊敬され、価値あるものになる社会であって欲しいと願ってしまいます。
そして正義の味方として生き続けて欲しい。
勿論この方の行動は賞賛以外の何ものでもないと思います。
けれど、生きていて欲しかった。。。
心よりご冥福をお祈り致します。
しかし、何故ベクトルが無差別という方向に向かうんでしょう。
みんな、嫌な事もいっぱいある中で頑張って前を向いて生きているんです。
何の罪もない、全く縁もない人を手にかけるなんて、身勝手極まりないと思います。
この事件によりまた、新幹線のセキュリティチェック問題が取り上げられていました。
時代に合わせてセキュリティ面を見直すべきという人もいますが、こんなの時代がって問題ですかね?
時代が変わると危険な人が増えるという事でもないだろうに。と思います。
何でもかんでも時代のせいにしてはいけないと思います。
が、そういう思考の人間が育ってしまう社会問題としては確かに時代だとは思います。
容疑者は中々複雑な環境だったようなので、子供を産むなら責任をもってしっかり育てて欲しいと切に願います。
何でもかんでも親のせいに出来るものではないと思います。
が、この容疑者の場合は生育環境が人格形成に大きく関わっていそうだし、他の事件でも似たようなケースがあります。
それどころか、自らの手で我が子を虐待したり命まで奪ってしまうなどという、親という仮面をつけた鬼畜もいます。
親の責任が大きく関わる事件を見聞きすると、暗澹たる思いになります。
今回の教訓も、新幹線のセキュリティを強化する事ではなくて、そういう人間を生み出さないよう社会の仕組みを見直す事だと思います。
便利で安全なものがあるのに、使う側が使い勝手を悪くしてしまうって、本当にバカバカしい話だと思います。
でも、今回被害に遭われた方々のように、極めて真っ当な殆どの人間を守る為には並行してやっていく他ないのかな。。。
なんか違う。。。
嫌な国になりました。
いつからこんなにも利己的な国になってしまったのか。
個を重んじることはとても良い事だと思うけれど、自分さえ良ければいいというのは違うと思います。
新幹線とか飛行機とか。
公共の乗り物に安心して乗れる。
この安全性は、日本が世界に誇れる大きな魅力の1つだったのに。
この度、犠牲になられた男性の無念やご家族の皆様のお気持ちを思うと察するに余りあるものがあります。
また、怪我をした方々にもお見舞い申し上げます。
外傷だけではなく、相当なトラウマになってしまうのではないでしょうか。
直接切られた訳ではなくても、乗り合わせた人で新幹線に乗りたくなくなる人も少なくなさそうです。
怖かったでしょうね。。。
偶然乗り合わせただけなのに、何故見ず知らずの人間に生活の質を下げられなければならないのかと思うと、本当に腹立たしい思いです。
安全で安心して暮らせる国を守り続けなければ、次世代は生きにくいだろうなと思います。
新幹線のセキュリティに関しては以前から議論を呼ぶ事も多かったですし、それはそれとして課題はあると思います。
が、今回の事件は今の国の縮図のように感じられました。
この様な事が繰り返されないよう、自分が何をすべきか、ちっぽけな力にすぎないけれど真剣に考えています。