また今年もこの日が来ました。
ということは、あの恐ろしい震災からまた1年時が流れたという事です。
東日本大震災から7年。
未だ多くの方々の行方がわからず、元の生活に戻れていない方々もいます。
7年という時が長いのか短いのか。
人によってその判断は変わって来るでしょう。
いずれにせよ確実に時は流れています。
けれど、大切な人を失くし、傷付いた心を癒すのにはあまりにも短いように思います。
いや。
表面的にはどんなに元気になっても、その痛みは生涯癒えることなどないに違いありません。
人間は忘れる事が出来るから生きていけると思います。
けれど人の心はとても複雑な構造をしているものです。
時は偉大だけれど、時が解決してくれるものばかりではないのもまた事実。
今を生きる我々に出来ることは、最低でもこの出来事を風化させない事だと思います。
地震大国である以上、いつ何処で何が起きても不思議ではありません。
どんなに備えても自然の脅威の前にひれ伏すしかないかもしれません。
それでもやれる事はやらなくては。
備え、家族とルールを決め。
何より今日を大切に生きる事。
そして、大切な人を失い悲しみに飲み込まれている方々の心が少しでも救われますように。
行方不明になっている方々のほんの少しの物でもいいから、帰るべき場所に戻れますように。
万感の思いを込めて、祈りを捧げます。