東日本大震災から今日、3月11日で3年が経過します。

本当に恐ろしい日でした。

まだ行方不明になっていらっしゃる方も大勢いらっしゃいます。

ご家族のお気持ちを思うといたたまれなくなります。

避難所生活を余儀なくされている方も大勢いらっしゃいます。

ストレスが要因となり、命を落とす事を含め、心身に悪影響が及んでいる方も増えているそうです。

とにもかくにも、亡くなった方々のご冥福を心からの祈りを捧げます。

また、被災地の皆様に心からお見舞い申し上げます。


そして、進まぬ除染。

開示されない情報。

この問題については、政府がもっときちんと対応して欲しいです。

放射性物質の恐怖は、何年という単位で語れるものではありません。

それは認めたくなくても、受け入れざるを得ない事実だと思います。

我々は勿論の事、その下、更にその下の下の・・・世代までも影響はあるでしょう。

子供の発育にも重大な悪影響が及ぶ事からも、目を背ける訳にはいきません。

今を生きている世代が出来る事、しなければならない事を見失ってはならないと思っています。



安部首相が、2020年東京オリンピックの聖火ランナーが走るルートに、東北三県を組み込み、その最後を福島浜通りとし、復興した姿を世界に発信するとか何とか言っていましたが、たった3年で復興など出来る訳がありません。

原発の問題は、そんなに甘くないと思っています。

勿論、住宅など、建物、都市整備という点では、迅速に対応すべきだと思っていますが、目に見える部分が綺麗になったからと言って、それが真の復興になるのでしょうか。

国際社会に生きている以上、世界への発信は大切な事です。

特に原発事故に関しては、日本は世界から非難されても仕方がない立場におかれています。

が、復興は世界へのアピールの為に行われるべきものではなく、まずは地元、自国民の為に正しく行われるべきと思います。


脱原発
震災復興

最近、この言葉が、選挙に勝つ為だけの道具や、イベント、個人が好印象を持たれる為の手段に使われている事も少なくないと感じています。


真の復興に向けて、ダダ漏れになっている汚染水の問題に、適切な情報開示と共に取り組んで欲しいと願っています。



黙祷