今日はお台場で仕事でした。何だか暑かったですねえ太陽お盆も夏休みも終わって、さすがに観光をしている人の姿はまばらでした。平日休みと思しきカップルや親子連れをチラホラ見かける程度でした。



今日の私の頭の中は、寂しい気持ちで埋め尽くされていました。

アガシ、涙の引退。

とうとうこの見出しを目にする時が来てしまいました悲しい

3回戦の相手は、ノーシードのベッカーという選手。サーブは素晴らしいけれど、普通の状態であれば、勝てた相手でしょう。

が、昨日のアガシは、全く精彩を欠いていました。とにもかくにも、具合が悪そう、痛そうで、走れません。

ダブルフォルトの後、全く背筋が伸びません悲しいこれはおかしい・・・明らかに背中の状態が悪化している様子がありありと判ります。解説の柳さんも指摘していました。

観客も、そんな彼の様子を見て、ガッツリとした声援というより、後半は、温かく「もういいよ。十分だよ」というムードで、アガシの「その瞬間」までを、後押しします。

私も、同じ気持ちでした。もう、痛々しくて、観ていられませんでした。「勝って」と言える状態ではありません。ある意味、一刻も早く終わって欲しいという部分もありました。

最後はラブゲームで、ゲームセット。

惜しみない拍手が送られます。相手選手のベッカーも、泣いています。隣のコートで行われていた、ナルバンディアンvsサフィンの試合(またこれが、いい試合!)を観ていた観客からも、拍手が。(試合結果が、ビジョンに映されたようです)

奥さまのグラフさんも、ホッとした表情だったように感じました。

鳴り止まぬ拍手の中、子供のように泣きじゃくるアガシ。ファンに、感謝のメッセージが送られます。

本当にお疲れ様!

コートでの勇姿が観られなくなってしまうのは残念だけど、長い間、素晴らしいプレーと、そのキャラクターで、多くのファンを魅了し続けた、彼の功績は、後々まで語り継がれる事でしょう。

私も、当然、涙でグシャグシャの顔で、画面に向かって、拍手と、訳のわからないつぶやきを送りつづけました笑い

毎回、毎回、アガシの試合、そのプレーを観るのが、楽しみで、年に4回行われるグランドスラムは、本当にご馳走でした。バグダティスを下し、ベッカーに負ける。これもまた、アガシらしい終わりだと思いました。

もう、体が限界でしたね。本当に。仮にベッカーに勝ったとしても、次のロディック戦に出られたかどうか。

試合後の記者会見で、

「最後に、僕ら、記者に質問を笑顔

との質問に、しばらく考えた後、

「そうだなあ・・・ボクの引退を本当に悲しんでいる?それとも、うわべだけ?」












ウインク













彼が、愛されつづけた所以だと思います。記者たちも、大笑いしていました。アガシ自身も、とてもすがすがしい表情☆

本当にお茶目で、かつては悪童と言われ、後半は、いいオヤジになりました。サンプラスとか、アガシより、いい成績を残した人は沢山いるけれど、彼はとにかく人気があった!世界中にファンがいました。


以前も書きましたが、そういう星の下に生まれているのでしょう。


ちょっと興奮状態なのと、やや疲労モードで、同じような事を、上り下り書いてしまってごめんなさい。

とにかく、アガシ、お疲れ様!さようなら。今度は、どこで会えるかな。