司会者のOFFマイク~日々のつぶやき~

フリーmc直井佐知江が綴る雑感

2008年01月

インタビュアー

今日は外での仕事が午後からでした。午前中はメールの対応に追われましたが、午前中いっぱい時間が確保出来ると、助かります。

さて、一息つくか・・・

と、テレビを付けると、ワイドショーのオンパレード。丁度、本田医師が出ていました。

昨年末、王監督の娘さん、王理恵さんとの結婚延期で話題に(?と言っていいのか)なった方です。朝青龍の主治医としても、知られているのかな。

延期の理由の一つを説明する中で、「おそばの食べ方」というものがありました。

音を出すの出さないのと。

個人的には、単に音の問題ではないと思いますけどね~。おそばって、特に男性だったらズズズっと音が出るものだし、それが粋って説もあります。

変にチュルチュルよりは、確かに自然な事だと思います。

だから、単純に「音をたてる」事が嫌なんじゃなくて、食べ「方」がダメ・・・って事なんだろうねえ・・・と思っていました。

そういうのは、生理的なものなので、仕方がない部分はあると思います。

何故、そんな事を今更・・・とは思いましたけど。

まあ、ワイドショーが取り上げる事なので、延期の理由がダイレクトにその事とは思っていませんが。

で、本田医師。

朝青龍についての本を出版したようで、その会見でした。

その席に、報道陣が用意していたものが、おそば。

ご丁寧に、オクラと山芋が入っています困った

なんちゅーかなあー・・・

本田医師自体は、私は正直に言うと、あまり好きではありません。興味がないって言った方が正しいかな。

でも、さすがに「怒れ!」って思いました。

彼も、メディアに取り上げられる事はやぶさかでないタイプのようですから、ある程度の事は覚悟しているでしょうが、明らかに音の出る具材を入れたおそばを食べろとは・・・。

仮にも、結婚が延期になったという事は、彼の人生において、ショックな出来事であったには違いないでしょう。

「皆さんが食べさせたいのはわかりますが、それは出来ない。理恵さんがこの姿を見たらどう思うか。僕にとっては理恵さんに良く思われる事が大事」

とか何とか言って、断っていました。

理恵さん、理恵さんと、この発言もどうかと思いますが・・・困った

デリカシーのない扱いをされているんだから、大人の男としては、もっとビシっと怒るべきところでは・・・と思いました。

自分にとっては苦しい事。それを揶揄され、ワイドショーのネタにされるのは、不愉快だと。

まあ、穏やかな方だからなのかどうかはわかりませんが。

しかしまあ、よくもそんなふざけた事が出来たものだと思いました怒り

百歩譲って、ちょこっとそういう話が出るのは仕方ないとしても、おそばまで用意するとは、少々やりすぎではないだろうかのう・・・と思わずにいられませんでした。

面白ければ何でもいい。
楽しければ何でもいい。

こういうのは違うと思いますけどねー。

人には心があるんだからさ。

司会者に言うか・・・

過去の話ですが、非常に首を傾げるというか、残念というか、腹立たしいというか・・・何とも言えない出来事がありました。

某会場での出来事です。

ホテル等ではありません。

20代後半と思しき担当女性(プランナーという肩書きだったと思います)が、開宴前に私にこう言ってきました。

「○○(披露宴の進行の、あるタイミング)まで、マイクが使えないんですが、いいですか?」


特に悪びれるでもなく。


「今日はいいお天気ですね」とでも言っている感覚??


内容の割に、あまりに軽々しさを覚えた違和感に、私は、

「何を言ってるんだろう・・・この人・・・」

と、一瞬混乱しました笑い


理由を聞いてみると、その会場の構造上、その部屋でマイクを使うと、別室に音が漏れてしまうとの事。厳かな事をしていてマズイらしい。

とりあえず、私は「司会者」としてお客様に雇われている訳なので、いい訳ありません。

お金を頂いている訳ですから、それに見合ったものを提供すべきと思っています。

音の大小ならいざ知らず、使えないとなると、私の一存では決められません。音響使用料を支払っているであろうと思われる(仮に払っていなくても)、お客様にまず聞くべきだと思ったので、そう言いました。

「私には決められないので、お客様にご了承を得て下さい」

すると

「では、ボリューム最小でいいですか」

本当に最小・・・。
実際には音なしと同じ状態です。形だけ整えればいいってもんじゃないだろうに・・・。

そんな状態では、私がマイクで喋った場合、「司会者さん~、マイク入ってないよ~」状態です。それでは困ります。

根本的に何か違うだろ・・・と、フツフツと沸いてくるものを感じながら、

「それも併せてお客様に確認して下さい」

と言うと、

「じゃあ、直井さんはいいですか?」

と、逆ギレ・・・困った

これには私も怒りました。

「良くはありません。通常の状態で音は欲しいです。でも、仕方がないんですよね?」

と言うと

「はい」

との事。


全く意味の無い会話だとしか、私には思えませんでした。

まず、2部屋の時間が被っている事。この点は、事前に判っていた筈です。ちなみに、彼女が全て仕切っていたので、彼女が進行プランを組んでいます。

マイクが使えない時間に、カラオケが入っています・・・。

お客様にもマイクナシで歌って頂くつもりだったの??

事前に何とか出来ただろうに・・・という出来事を放置しておいて、当日、緊急的に対応せざるを得なくなったとしたら、私にとっては、それは「仕方がない」事情ではなく、明らかに「不手際」です。

もっと、慌てるところだろ・・・って思うんですけどね。

でも、私の部下でも何でもないので、何も言う事は出来ません。

被っている事で、お互いがその会場で本来受けられるサービスを受けられないとしたら、それは、双方のお客様にとっての不利益だと思うのです。結婚式は、多くの場合一度きりですからね・・・。

そういう意識を持っているのか否かは知りませんが、「被っちゃってるんで~」と言われても、答えようがありません。

それに、プランナーという仕事は、本来トータルでプランニングすべき立場です。

お客様がお金を出して司会を頼んだら、それをフルに活かせるような環境を整えて然るべきだと思っています。それは、提携であろうが外注であろうが変わりません。

仮に提携だったとして、彼女の中に、「非常にマズイ事になってしまった」という意識がないまま、司会者に、「ボリューム最小で」と指示したら、提携司会者は、多分受け入れるしかないでしょう。意見すら難しいかもしれません(会場によりますが)。

そうなると、お客様の中には、「そういうものだ」と思ってしまう方もいるんじゃなかろうかと思う訳です。

お客様が良ければそれでいいですが、業界に身を置く人間としては、果たしてこれでいいのだろうか、と思わずにはいられません。大きなお金が動いている訳だし。

プランナーの女性が、その後「すみませんでした」と言ってきましたが、それは、マイクが使えなかった事に対してなのか、ヘンテコな事を聞いてお恥ずかしいという意味なのかは解りません。多分前者でしょう。

私は、基本的に会場の担当者とは、かなり仲良くやる方です。納得のいかない扱いを仮に受ける事があったとしても、ほとんどの場合、割り切って笑顔で受け流します。仕事ですから。そんな事は訳ない事です。

が、自分の仕事の範疇が脅かされそうになったら、そこはやっぱり守ります。

繰り返しになりますが、まず、お客様は払った金額相応のサービスを受ける権利があるり、請け負ったものは、それを果たす責任があると思うからです。それは司会に限らず。

その他に、私個人の問題としては、仕事へのプライドもあります。

今回の、「マイク使えません」は、私にとっては、八百屋さんに「キャベツ売っちゃダメ」って言ってるのと同じにしか聞こえませんでした。

それを聞く事が、相手にとってどれだけ失礼な事なのかを理解していない相手と対峙した場合、非常にやるせない気持ちになります。

しかも、多くの場合、大体そういうパターンの最後には、逆ギレが待っています・・・。

正直疲れます。

自信のなさの現れなのか、性格なのか、世代なのか、何かを指摘されると、すぐにキレるというのは、本当に勘弁して欲しいです。これは社会人としての意見です。子守りしている訳じゃないんだから・・・。

仕事の本質って、こういう場合誰が教えるんだろう・・・。

とにかくお客様からたくさんお金を引き出せ。

という事だけを、会社から教えられているのだとしたらアウト。

決められた段取りは研修なりで、整える事は出来るでしょうが・・・。

まあとにかく、驚いた経験であったと同時に、非常に腹立たしい出来事でありました。




また、ある会場ではこんな事がありました。

音響担当の若い女の子が、開宴前に打ち合わせをしたいと言ってきてくれました。後に10代と知りました。

「どのタイミングで流したらいいですか?」

と、聞いてくれました。

お客様から、予めBGMに関しても聞いていたので、その打ち合わせ通り

「特にこだわりはありませんので、お任せします」

と答えると

「あ、でも、その指示通りにやりますから」と、引いてくれません。

(音響打ち合わせしなかったの??と、思いつつも、頼もしいじゃん♪とも)

「あ、じゃあ、このタイミングで音を下さい。その後MC乗せますから、ここでドアオープンで。あとで秒数下さい。」

「はい、わかりました」


へ~。やっぱり若いってフットワークいいわ~。なんて、うきうきしながらその時を待ちました。

音楽とリンク出来ると、効果も高いし、やってる本人も非常にテンション上がります笑い

その時を迎えました。

結果

全然出来てませんでした困った

しかも曲違うし・・・

まあ、ない事でもないので、普通に繋ぎましたけど、「あらら~。こりゃお客様にごめんなさいしないとマズイだろうねえ・・・」と思いつつ、進行。

おひらき後、ととと!っと彼女がMC台に駆け寄ります。

「スミマセンでした!!有難うございました!」

この「スミマセン」が、曲を間違えた事に対してなのか、打ち合わせ通りじゃなかったって事に対してなのかは、判りません。

「有難うございました」は、おそらく、フォロー(されたと思ってくれたのでしょう)に対してだと思われます。

いや、私は別に大丈夫。

全てに対応します的な、あの打ち合わせ何だったんだろうね・・・と思いつつもウインク、さすがにまだ10代じゃ仕方ないか・・・。でも、曲間違いは、お客様がどう仰るかはわかんないけど・・・。と思いつつ、

「あ、いえいえ。私は大丈夫ですよ」と言ったら

「すみません~。私、バイトなんで~」

困った

しかも、おひらき口のすぐ脇だったので、お客様がゾロゾロ出て行きます。

声を潜める訳でもなく、よりによって、まあ、大きな声で・・・。

慌てて奥に引っ張って

「ダメだよ。バイトなんて、聞こえる声で言っちゃ」

って、思わず言います。

「えへへ。スミマセン」

困った

「エヘヘ」なんだ・・・

後日談で、お客様から、担当からお詫びがきたと聞きました。まあでも、穏やかなお二人だったし、BGMにはさほど強いこだわりもなかったから、特に問題にする事なく済んだようです。

その音響ちゃん、とっても素直でいい子だったのですが、「エヘヘ」に全てが凝縮されています。

これは上の責任でしょうね・・・。

そこは決して安い会場ではありません。

音響使用料も、結構なお値段します。

彼女はバイトだから、時給なのか、一本いくらなのかでやってるんだろうけど、お客様は相当お支払いしています。

バイトを使うかどうかは、その会場の勝手ですが、とにかくお客様は、対価に見合ったサービスを受ける権利はあります。

失敗は誰にでもあると思います。

そりゃ、ないにこした事は無いけど、人間のする事ですから、どんな業界のどんな人でも、必ずと言っていい程、失敗はするでしょう。

でも、意識の問題だよな・・・って、その時は思いました。

「バイトだけど、何か責任重そうだし・・・」

って程度でも、意識できるか、

「バイトだから、ま、いっか」
「バイトだから間違っても仕方ない」

って思っちゃうかの違いかもしれませんね。



私たちは、開宴前に会場入りしていますから、会場スタッフの準備状態を見る事が出来ます。

その時間で、ある程度感じる事は出来ますね~。

指示系統がしっかりしているところは、その後の配膳等に関しても、非常にレベルの高いものを提供しているように感じます。

全員が社員って会場はそう多くはないでしょうから、バイトなり提携業者に対し、どう意識付け・指導・教育していくかは、その会場そのものの姿勢に尽きるという事になるのでしょう。



一つの披露宴を通じて出会う仕事仲間。
出会いが大切なのは、お客様だけではないんだなと感じる今日この頃でした。

つい先日、某会場に行きましたが、そこは素晴らしかったですね。
老舗故なのか。やっぱり安心感はありましたね。
それが普通だったんですけどねー困った

司会に限らず、他のジャンルの仕事仲間からも同様の事を聞きますので、どこかに問題が潜んでいる事は間違いないのかもしれません。

今日は真面目に書きました笑顔



4日ぶり更新!

皆さんお久しぶりですすいません

どったんバッタンとしている日々が過ぎ、ようやく一段落したような、しないようなウインク

そんなこんなの内に、全豪オープンテニスも幕を閉じました。

女子はシャラポワ。
男子はジョコビッチ。

女子は、準優勝のイヴァノビッチに勝って欲しかった。
男子は、準優勝のツォンガに勝って欲しかった。

ウインク

まあ、とはいえ、今のところ、アガシに代わる好きな選手は、ブレイクなので、そういう意味では、誰でも良かったんですけどね。

ジョコビッチ、近いうちに来るだろうとは思ってましたけど、昨年末の全米・準優勝から早かった~~~。

フェデラーに負けず劣らずのビッグマウスですが、それに足る成績を今後も残していくでしょう。

そして、フェデラーも、そして勿論ナダルにも、これからも、ますます頑張って貰って、厚い層でガンガン楽しませて欲しいと、視聴者としては希望します笑い

だけど、ジョコビッチって細いせいなのか、足がけいれんし易い感じですね。フルセットの戦いに耐えられるのか??

今回のファイナルも、第4セットの途中からけいれん。メディカルタイムアウトを取っていました。

そのチャンス(と言っては何ですが、勝負の世界は厳しいですから・・・)を生かせなかったツォンガにも残念。

やりずらいには違いないんだろうけど、心なし、ツォンガの球威も衰えたような・・・ウインク一緒に調子悪くなってどうすんだって感じですけどね困った何かそこがまた可愛かったけど。

しかし、ツォンガは、1試合で一体何本のバナナを食すのでありましょうにっこり第1セットの第3ゲーム(多分)くらいで、早くもバナナをご所望していたのには、笑いました笑い

それにまあ、何と言う愛すべきキャラでしょうドキドキ大

モハメド・アリに似ているという事から、愛称はアリ。確かにソックリ!

大柄で、ゴツイ体つきに似つかわしくない、しなやかで俊敏な動きと、ナイスファイト。器用だし。勿論力強さもあります。

そういう魅力に加えて、何と言っても、大らかこの上ない雰囲気!拍手

ノーシードから勝ち上がってきたと思いますが、かなり多くの観客のハートを掴んだであろう様子は、随所で見られました。声援が凄かったもんね笑い

私もナダルとの戦いっぷりを観て、ファンになりました。とにかく本当に大らか!スポーツマンらしくて、何かいいな。

フェデラーも嫌いじゃないけど、ビッグマウスだし、今大会を制したジョコビッチも同様。ビッグマウスも可愛気があると、ファンが増えて、戦いやすくなるのでしょうがウインク残念ながら、この二人にはそういう資質は備わっていないのかもしれません。

落ち着いていて、風格はありますけどね。

かといって、勿論、今や角界のお騒がせ。朝が付く人のように、ヒールって訳でもないんですが。

そんな訳で、バナナを沢山食べる、ツォンガも加え、4強となってくれると、ちょっと楽しいのに、って思いました。

明日は久しぶりにOFFにしようと思います。今から何もスケジュールが入って来なければ・・・。

久々に○○に行こうかな~にっこり

近況

ごめんなさい。

ちょっと忙しくてブログまで手が回りません!すいません

とりあえず生きています力こぶ

チラホラと、ご体調を崩しているご新婦サマ達からのご連絡が入っています。

この間の雪も寒かったし・・・

ご準備は大変でしょうが、健康第一ですよ笑い

皆様、無理しないように困った

また改めて!

職人技

銀座「ライオン」の、ビール注ぎの達人が現役を引退するそうですね。

何でも職人技って凄いな~と思います。

バランスの良い、決め細やかな泡が乗っかった生ビールは格別ですジョッキ

今は焼酎派の私ですが、かつてはもっぱらビール党でした。

でも、生ビールは信頼出来るお店でしか飲みませんでした。

自分の中で、イケてないと感じたお店では、必ず瓶ビールを飲んでいました。

某所某店の生ビールは、とっても美味しくて、そのお店に行くと必ず生ビールを注文したものです。

でも、その裏に達人がいるとかいないとかは、考えた事がありませんでした。

常連客に惜しまれつつ、拍手で新しい出発を祝福される、「ライオン」の達人さんは、何かカッコいい拍手

私は、晩酌のビールすら注ぐのが下手です。泡泡泡泡・・・困った

呑んべ失格!?走る
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